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愛宕中野球部・県南大会へ進出
<涌井大輔・監督日誌>
6月15日(月)
こんにちは涌井です。
涌井大輔率いる愛宕中学校野球部は、なんと赴任した当時は「腐った野球部」のレッテルを貼られていましたが、4月を境に急変し、6月4,5日に開催された「北相馬郡総合体育大会・野球の部」(いわゆる郡総体)において、
1回戦 藤代南中
7−0 (6回コールド勝ち)
準決勝 新館中 8−1 (5回コールド勝ち)
決勝戦 利根中 2−1 (延長8回サヨナラ勝ち)
という、破竹の勢いで一気に頂点までたどりついてしまいました。彼らが精神的にも体力的にも大きく成長した表れだと思います。おかげさまで、ぼく自身にとっても、とても思い出に残る結果となりました。(詳しくはホームページを参照)
さて、その野球部が、明日、郡総体のさらに上の大会である、茨城県<県南大会>に臨むことになりました。1回戦の相手は牛久市優勝チーム・牛久三中です。いままで、一度も練習試合をしたこともなかったし、情報も不足しているので、まったくどのような試合になるのか予想もつきません。
しかし、さりとてそれは相手にとっても同じこと。ようは、自分たちの力を100パーセント以上発揮したチームが勝つといえるでしょう。監督である私は、彼らの力を十分出せるように、気持ちを盛り上げていけばいいだけなのです。
我が野球部は郡総体が終わり、大きな自信を得ました。今まで以上にたくましくなったように感じます。彼らを見ていると、こちらまで勇気づけられるから不思議です。きっとやってくれると思います。そして、明日勝てば、さらに明後日に試合があり、それにも勝つとベスト4入りで、県大会出場の切符を手に入れることができます。
県大会は七月下旬。夏休みに入る頃に行われます。できることなら、一日でも長く彼らと野球がしたいです。そのためにも、明日がんばらなくてはなりません。必ず勝ってきます。
応援よろしくお願いします。
それでは、後日結果をご報告いたします。
6月16日(火)
こんにちは、涌井です。
本日、牛久総合運動公園野球場において行われました<県南総体>の結果をお知らせいたします。
牛久三 001 100 0 2
愛宕中 000 000 0 0
初戦敗退という残念な結果となってしまいました。試合内容はどちらも一進一退の攻防を繰り返す、手に汗握る展開でした。3,4回の失点はミスによる失点であり、打たれて取られたものではありませんでした。愛宕にも何度となくチャンスは訪れました。しかし、あと一本が出ず、生かせませんでした。
野球に「たら、れば」をあげたらキリがありませんが、決して勝てないような相手ではありませんでした。結局、精神力と集中力の差がこの点差になって表れたのだと思います。上には上がいるということを実感いたしました。
しかし、敗れたことは事実です。今さらどうのこうの言っても仕方がありません。生徒には「よくがんばった」の言葉をかけてあげました。3年生の挑戦はここで終わったのです。
生徒は泣き続けていました。もう、ぼくがかけてあげられる言葉がなくなっても、まだ泣き続けていました。
感動しました。この生徒たちと野球ができて、本当によかったと・・・
今は、家に帰ってどっと疲れがでてきています。「ああ、終わってしまった」
ぼくも中学時代を思い出しました。でも、人生野球だけがすべてではありません。彼らには、この先の人生に野球部での思い出を、生かしてもらっていきたいものです。
さ、3年生は受験が待ちかまえています。そして、このボク自身も「受験」がもう間近に控えているのです。3年生にもらったパワーを今度は自分が生かす番です。郡総体で、「やればできる」ということを学びました。総体で優勝できた喜びと県南で負けた悔しさをかみしめながら、次のステージへ上がっていきます。
応援ありがとうございました。
涌井大輔
我が青春時代 (土浦日大高校野球部)
涌井君、よく頑張ったね。本当に良き生徒さんたちに恵まれて、あなたは果報者です。教師冥利に尽きるとはこういうことを云うのでしょう。涙が止まらなかったのは生徒さんだけでなく、私もこのホームページを作りながら、何だか文字がぼやけてしまいました。この2ヶ月間、何物にも代え難い<宝物>をくれた生徒さんに感謝します。
* * *
なお、県南大会で対戦した牛久三中の選手に、MGS前田浩利会員の甥っ子さんがいたことが判明。元・女優の奥様の弟さんの息子さんだそうです。牛久三中は、県大会への進出を決めました。世の中狭いものですね。
(K.HIRANO)
涌井監督・熱血采配
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