１２月５日、１２日と２つの定期戦を行ないました。今回の定期戦を通して感じたことをコメントして、活動報告としたいと思います。

我がチームの定期戦は、MGSが創設された頃にお世話になったチームを始めとして、お付き合いの深いチームを中心に毎年秋に行なわれています。３年程前までは、ペンギン、松戸だけでなく、５，６チームとの定期戦を実施していましたが、相手チームの事情やスケジュールの関係から、今年は２チームに絞り込まれて行われました。

定期戦の意義を考えますに、縁の深いチーム同士が毎年一回グランドで戦い、一年間の鍛練の成果をお互いに披露して、親睦を深め合い、ラグビー仲間を作る場であると考えています。試合は選手権や大会以上に盛り上がり、ファンクションという特別な場が設けられ（本来であれば毎試合行われるべきだが）、そこでお互いがより親睦を深めることができるはずです。

ところが、これまでの定期戦はどうだったであろうか？一部のベテランメンバーは、相手チームの懐かしいメンバーと昔話に花を咲かせているものの、若手メンバーは自分達のチームで固まって内輪話をしているだけで、一向に交流を深めようという様子がみられなかったのです。先週のペンギン戦終了後のグランドで、私は敢えてメンバーのみんなにファンックションの意義を訴えました、「ペンギンのメンバーと積極的に交流して欲しい」と、しかし、この様な訴えは必要だったのでしょうか？見ず知らずの人と新たに交流するのは面倒と感じるのであれば、定期戦を企画する必要はありません。練習試合で良いのです。メンバーみんなが、「ペンギンと交流を深めたい」と思うからこその定期戦なのです。

私がＭＧＳに入会した頃にペンギン定期戦は既にその歴史を刻み始めていました。２０歳になったばかりの私はグランドを縦横無尽に走り回り、「突貫小僧」というニックネームをつけられ、ペンギンのおじさん達に可愛がってもらいました。勿論、私から積極的に自己紹介をして、酒を注いで回りました。そして、毎年定期戦の回数を重ねる毎に名前を覚えて頂き、今では昨日の定期戦初参加以外の全メンバーと顔見知りになっています。黙って座っていては、このような関係は築けませんし、私自信も努力をしました。その努力の甲斐あって、今ではペンギンとの定期戦が楽しみで仕方ありません。ただ、形式的に乾杯をして会を消化するのであれば、定期戦などやめるべきなのです。

話は横道に外れますが、「最近の若者は・・・」という余り好きではない言葉があるのですが、人付き合いが下手である点も、「最近の・・・」に代表される特徴ではないでしょうか。損得感情や面倒くさいという理由から、人とのコミュニケーションを嫌がり、仲の良い友達だけで固まる傾向が強くなっているように見受けられます。別に、どんな場面でも社交的にするべきだと言っているのではありません。せめて趣味のラグビーの世界では、積極的に心を開こうと言っているのです。会社と自宅の往復生活を中心としている我々は、仕事関係者以外で外部の人間と交流を深める場面は少ないと思います。例え仕事関係で素晴らしい人間と知り合ったとしても、会社のしがらみや取引関係という壁に遮られて、真の友人関係にはなり得ない場合が多いと思います。そんなしがらみの多い人間関係に比べて、ラグビー関係のメンバーとの交流は素晴らしく自由であり深いものだと思います。

幸い、先週のペンギン戦は、食事や飲み物に気を使い、スピーチをしてもらうメンバーも人選をしたため、例年よりも盛り上がったと思いますが、本来であればスピーチやプレゼント交換がなくとも、会話で盛り上がっているだけで１時間が過ぎてしまうような、楽しいファンクションにしたいものです。また、バーバー受け入れや、くるみとのファンクションでも同様のことが言えます。来年も数々のイベントや相手チームとの交流の場を用意する予定ですが、その企画の原点をもう一度考えて頂きたいと思います。

最後になりますが、ファンクションを開催するにあたって、ペナントを用意して下さった平野さんを始め、買い出しでスーパーの店員とオードブルの交渉をしたり、重い酒類を運んで下さった松本夫人を始めとする女性陣、そして謎の病気で試合に出られない哀れな主将が陣頭指揮を執っていることをお忘れなく。

＊上記をペンギンと折半　　　　　　　ＭＧＳ分担金＝５６，２５０円

＜収入の部＞

会員支払い会費（２０名・家族等除く）　　　　　　　４０，０００円

収支差額　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　△１６，２５０円

（赤字額は一般会計から補填しました）