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９月６日／野球とキャプテンシー 今日は新生ＭＧＳの船出の日でしたね。いかがでしたか？ おそらく盛況のうちに終わったことだろうと思います。 ぼくの方は、２学期が始まってようやく１週間が経ちました。そして、２チーム体制（遠藤チーム、渡来チーム）でスタートした愛宕中学校野球部。今日は、お隣りの谷和原村から谷和原中学校を迎えての練習試合がありました。
１試合目（遠藤チーム） 谷和原 ０１０ ００４ ０ ５ 愛宕中 １１０ ０２２ × ６
２試合目（渡来チーム） 谷和原 ０００ ０００ ０ ０ 愛宕中 ・・・ ・・・ ・ １９
すみません、２試合目の点数は忘れてしまいました。１試合目は一時逆転される場面もあったのですが、２試合目はなんと１９−０の完勝、とまったくもってわけのわからないチームだと思いました。谷和原中のレベルは、Ｆランクが最低だとするとＦランクです。愛宕中はＥランクといったところでしょうか。まぁ、何しろミスが多く、しまらない試合になってしまいました。 しかし、収穫もありました。それはキャプテンシーです。キャプテン渡来 （わたらい）くんが目の色を変えてプレーするようになりました。昨日まではエラーするとシュンとしてしまい、チーム全体がガタガタになってしまったのですが、この日は違いました。彼もレギュラーと補欠の当落線上にいるためか、今日はものすごい気迫と闘志が出ていました。がむしゃらにプレーしたおかげで、エラーもなく２試合目で４打数３安打、うち２ツーベースと猛打賞。何かが吹っ切れたように打ちまくりました。キャプテンが変われば選手も変わる・・・。今日の渡来くんの気迫のプレーをミーティングで話しました。 「ラグビーは監督じゃなくて、キャプテンが勝敗の鍵を握るんだ。グランドには監督はいない。すべてキャプテンを信じてプレーするスポーツなんだ。野球だって同じだ。プレーするのは君たちだし、キャプテンを中心にまとまらなければ、勝てる試合も勝てなくなる。渡来は今日変わったぞ。これから遠藤と２人でチームを引っぱってもらいたい」 そうなんです。いくら、ぼくが怒鳴ったって、彼らに通じる物は少ないと思うんです。しかし、それが、同じチームのキャプテンの言葉だとしたら・・・。「あいつが言うのだから、仕方がない、がんばろう」という気になるはずです。これからは、キャプテンシーに少し重きを置いて、野球部を強くしていこうと思います。生徒にとっても（特にキャプテン渡来くん）ぼくにとっても、勉強になる一日でした。
９月１２日／愛中−ＭＧＳ野球大会
１２日は愛宕中体育祭です。もし、前川での合宿で時間がありましたら、覗いてみてください。宿舎「ニュー玉屋」から徒歩２分です。見どころは１１時３０分頃から行われる応援合戦。２時半頃行われる選抜リレーなどです。きっと、昔なつかしい光景がよみがえってくることでしょう。ぜひ、ご来場ください。当日、ぼくは決勝審判係になっており、本部席前におります。そんなに忙しくないので、よかったら声をかけてください。 それから、昨日、木村さんと話したＭＧＳ−愛宕中野球部交流戦ですが、今日日程を確認したところ、１０月１８日は開いているのですが、翌日が中間テストということで、部活動停止期間にはまっておりました。よって、できれば１０月１８日よりは１１月１日に変更してはいただけないでしょうか。１１月１日でしたら、もう確認済みなので、間違いなくＯＫです。よろしくお願いします。詳しくは１２日夜か１３日に打ち合わせをしましょう。（１１月１日に決定―編集部注） なお、１２日は体育祭終了後５時半より、反省会があり、それが終了次第（おそらく７時頃になると思います）「ニュー玉屋」に顔を出そうと思っています。きっと真っ赤な顔してかなり疲れていると思いますが、よろしくお願いします。 それでは、明後日の新生ＭＧＳの合宿ならびに初試合がうまくいきますよう願っています。
９月１３日／ＭＧＳ合宿に中学生参加 こんにちは。 昨日は愛宕中体育祭にお越しいただき、また、今日は２人の中学生がお邪魔して、大変お世話になりました。あのあと、守谷町内の喜多方ラーメン＜里の蔵＞でラーメンをごちそうしました。そこで、いろいろ話をしたのですが、入江君は、「すごい緊張したけど、みんないい人だった。先生、ラグビーは野球なんかより、ぜんぜん面白い。ああ、またやりて〜」と騒いでおりました。彼は一人っ子なためか、とてもはにかみやさんなのです。今日は緊張していたようだけど、いつもは元気でギャーギャー騒ぐベンチのムードメーカーであり、きっと次回はもっとしゃべってくれるでしょう。車の中では、「梅さんって面白い人だね」とか、「最初パスを教えてくれた人はなんていう人だっけ？」とか、「タックルの練習の時来た人、すっげー筋肉だったよなぁ」とか感じたことをマシンガンのようにしゃべっていました。もちろん「平野さんっていい人だったな」とも言ってましたよ（笑）。 ま、とりあえず、今日はレフリーうんぬんよりも彼らにラグビーを見せてあげられたことがうれしかったです。そして、彼らも大人の人たちの世界を見て、何かを感じ取ってくれればと思います。１１月１日は、もっとたくさんの生徒達との交流が待ってます。実に楽しみです。ＭＧＳ−愛中野球部交流戦が成功するように、木村さんと打ち合わせを進めていきたいと思います。
――国語の授業は、チョーやさしい。クラスの希望とかよく聞いてくれる。詩の朗読の時間なんか、サングラスかけてギター伴奏する授業やったんですよ。 ――へえ！！ ――尾崎豊になりきっとった。 ――ギターだけでなくピアノも弾けるんだよ。 ――本当ですか？ ――こんど野球部の部歌を作ってみんなで歌ったら。 ――授業と違って、野球部の時は、チョー厳しい。特にノックのときはすごいんです。 ――どんな様子なの？ ―― もうほんとボロクソに言われる。「こんな簡単な球取れなきゃ死んじまえ！」とか、「人間止めちまえ」とかガンガン怒鳴られます。――そんなこと言うのかい？ ――くそーって思う。 ――でも、野球はよく教えてくれるんだろ？ ――それはもう、なんでも教えてくれます。いままでの顧問が野球の専門じゃなかったので、ことしになって涌井先生から本格的に野球を教えてもらえたことが一番嬉しかったです。毎日の部活が楽しい！ ――大会で優勝したんだってね。 ―― 僕たちみんなうれし泣きしました。先生は試合の時には優しいんですよ。そして、雰囲気を盛り上げるのがものすごく上手い！ みんなにやる気を起こさせる。僕らを勝たせてやろうと一生懸命なんです。その結果、優勝までさせてくれたのだから凄い人だと思います。いままでのうちの学校にはいなかったタイプの先生です。尊敬しています。――ブウ〜〜。 ――１１月１日に、愛中と先生のラグビーチームとの間で＜野球大会＞やるって本当ですか？ 楽しみだなあ。僕たち勝ちますよ！！
●聞き手／ＫＨ 生 （インタビューしていて感じたことは、生徒たちが涌井先生を掛け値なして畏敬の念を持って接していたことです。年もそんなに離れていないので兄貴分みたいな関係でしょうが、全面的に涌井君を信頼している姿を見ると、ほんとうに教師冥利に尽きるなと思いました。生徒たちを絶対に裏切れませんね。それにしても涌井君、あんたは本当に幸せだよ。）
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